狼男

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狼男

 2035年7月17日  有権者に酒食を振る舞って投票を依頼した北条雅裕って議員が逮捕された。  片岡義輝はM学園からビーカー、フラスコが盗まれているのを見つけた。  片岡は化学教師だ。  犯人はシャブ密造に絡んでいるんじゃないか?と、片岡は推理した。    片岡は狼男に食われて死んだ。  狼男は知能障害や頭脳損傷などに由来する精神的な理由で月に向かって絶叫したり、4つ足で歩くなどの精神錯乱を起こしたと考えていられているが、片岡が目撃したのは絵本に出てくるような外見の獣人みたいな奴だった。  甘粕洋介は大した取り柄のない少年だったが片岡には可愛がられた。だから、片岡の死が悲しくて苦しくて仕方がなかった。  悲しさのあまりに家に帰って来て風呂に入ってシャンプーしたのに、それを忘れてまたやった。スーパーに行ったら何を買うのかを忘れた。スマホをどこにしまったのか忘れて、タンスの中から出てきた。数学の教科書がないと思って探したらゴミ箱から出てきた。テレビをつけようとリモコンをとったら、テレビのではなくクーラーだった。  サッカーが大好きだったがそれも出来なくなった。  峠道を歩いていると狼男に遭遇した!  マズい!死ぬ!と、思ったが山本聖陽ってヤクザに助けられた。ショットガンで狼男を撃ち殺してくれた。        
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