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「...そろそろ動いても平気?」
なるべく優しい声で聞く。青空は少し拗ねながらも、恥ずかしそうに顔を背けて頷いた。
穴を押し広げていこうとすると、一番大きかった亀頭がもうはいっているからか案外すんなり入っていく。けれど青空はやはり苦しそうになるので力を抜かせるために舌を吸ってやった。
「ん゙ッ...ふぁっ...」
「っ...」
入っていく毎に竿を飲み込まれ、海人も快感に襲われる。青空はきっと苦しいけど、ガマンして耐えてくれているのだ。また理性を持っていかれないように、青空の片手を自分の指と絡めた。
「ふぅっ...みくとっ...きもちい...?」
「うん...すごい気持ちい...」
海人がそう言うと青空は辛そうな顔をにこっと無理やり笑う。でも嬉しそうにしてくれている彼に海人は何故か泣きそうになった。
ゆっくりゆっくり腰を進めて、ようやく2分の1弱ほど入ったところで、青空は急変した。前立腺が圧されたのだ。海人の屹立した性器は、指では第一間接までしか触れられなかった前立腺が2分の1弱で容易に触れられるほど大きかった。
「ひぁッ...や、やば...ふぁァ!!」
指とは違って逃れられることの出来ない太さなのでずっと圧されてしまう。さらに意図せずギュッと海人自身を締め付けると、自分から前立腺を擦り付けてしまった。
「んっ、これずっときもちぃ...どうしよッ...んあぁッ!!」
青空が感じている隙をついて一気に押し入り、海人はその殆どを入れた。完全には入りきってないが、今はそれが2人の限界のような気がした。
「やッ...ちかちかする...」
前立腺の更に奥まで一気に貫かれ、青空の目には星が飛ぶ。しかしようやく帰ってきたところでぎょっとした。
「ふっ、はぁっ...!?なに、ハァッ、泣いてるんだよ...!」
「ごめん。なんか、わかんない」
「えぇ...?こんなときにっ...んっ...」
目からぼろぼろと涙を溢し始めた海人は自分でもよくわからずとりあえず青空にキスをした。
「動くからね」
涙を流したまま確認する海人に青空は躊躇いがちに「うん」と返事をして、もう片方の手も海人と絡めてあげた。
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