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**青空視点**
俺は隣でぐーすか寝てるやつの顔をまじまじと見てやる。
垂れ下がった前髪を乱暴にかきあげるとムカつくくらいイケメンで綺麗な寝顔がそこにあった。
あの後はとりあえず、ほんとにお互いなんとなくで、5分くらい抱き合った。まだ入ってるとか、汗びしょびしょとか何も気にしないで。
さすがに元気なくなってきてた海人のでかちんが邪魔だったけど、肌が触れあってることが気持ちかったから我慢できた。
それで、抱き合い終わったらめっちゃ文句が言いたくなったからさ、もう海人が軽くへこむまで言ってやった。
始めはぶつぶつ言い返してきてたけど、「でかいのはちんこだけかよ!」っていったらめっちゃ落ち込んでた。
だから、「背もでかいよ」っていったらもっと落ち込んだ。
ほんとは全然思ってなかったけど。
だって神社じゃ我慢できてなかったけど、家ではめっちゃ我慢してくれてたの分かったもん。忍耐なかったら普通玄関で襲われてる。アイツは忍耐も理性も巨根だった。
それから、汗めっちゃかいたしもう一回お姫さまだっこされて一緒にお風呂はいらされて、出たら足に湿布と包帯もちゃんと巻いてくれてた。
ベッドにはいったら、海人は俺を抱いて一瞬で眠りに落ちた。
なんでそんなに早く眠れるんだよって、ちょっとムカついて顔を拝んでたけど、そりゃ今日色々あったもんな。
俺が1人でムカついて冷めてただけかな...ごめんな、海人...
こいつの腕の中落ち着くし、俺も寝よ──
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