言えなかった会えない間の私の時間

令和からの疫病神

こんなにも私の不運は続くのか…
それを側で支える事に彼は疲れた
私だって嫌になるんだから
そりゃあ、そうだ…もう自由にしてあげよう

そんなに私は強くないけど
それでも彼を自由にしてあげたかった

令和になって私は不運続き…
アラフォー女子
別居している旦那と親や周りに内緒で
やっと別れてバツイチ子持ち
という事になっているが…
元々あった持病や貧血で何度も動けなくなる
だから仕事もできず家事もやっと…
私は経済的な問題だけで
旦那はただ面倒だからというだけで
紙切れ一枚の関係を続ける…
まだ養ってもらってるとはいえ
子供の為に使うのがギリギリな収入
あげくに内緒で借金まみれになってた旦那
バイトしてるが返済ばかりで
養うほどの収入はない…
私も収入はないから文句言えない
どころか申し訳ないから
自分のものから削る
食べる事や楽しむ事も
体調が悪くなってもお金がないから
病院にもいけない
本当はがん検診にもひっかかり
検査などあるが行けない
胸にシコリ
喉に違和感がある
胃に痛みが出る
体重が落ちる
だけど、全て気のせいだ…
そう思うしかない
お金がないと病院にも治療もできない
今日を生きるのに必死だ…

さっき言っていた自由にしてあげたい彼とは、元旦那の事ではない…世間では不倫と言われるが、旦那公認で付き合っていた彼氏。
彼は１０歳以上も年下で数年半同棲していたが…今は使わない合鍵だけが私の手元に残っている。

別れた訳ではない…LINEはある…当たり障りなく互いに会話する。
彼のせめてもの優しさなのか同情なのか、生存確認してくれる。

それだけで嬉しい…
まだ私は彼に忘れられてないと安心する。
こんな疫病神に取りつかれてるような…どうにもならない私を見捨てずにいてくれている。