序章

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2×××年、都内某区―― 「あなた、今から買い物行ってくるけど」 「んー?」 「今日の晩御飯、何か食べたいのある?」 「何でもいいよ」 ま た そ れ か よ 眼を険しくするマユミの顔も見ずに、リビングのソファでテレビ番組を観てくつろぐサトシは、ぶっと放屁して一言付け加えた。 「何か、美味しいの」
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