気負ってしまった時には

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 そんなTakehikoさまと、友人の言葉を反芻して、ふと思いました。  もしかしたら、気負ってしまう時って、『他人の気持ち・判断・言葉・行動』を気にしている時かもしれないって。  それを気にしちゃうと、身動きが取れなくなります。だって、他の人の気持ちや行動を、自分の力でどうにかする事はできませんから。  そういえば私も、このエッセイの冒頭、こんなことを書いてました。 「その一方で、これでいいのかな、ちゃんと書けてるのかな、おもしろいのかな、みたいな、自信のない思いが、ずっと心を曇らせていました。」と。  でも、よく考えたら、この作品がおもしろいかどうかって、読者さまが決めることであって、私が決めることじゃないな、と。  コンテスト作品を選定するのも、本棚登録やスター送りをするのも、自分じゃありません。編集部や読者の皆さまが、判断して行うことです。  だったら、自分ができることだけを考えて、ベストを尽くす。そして、これは他人が判断する事なんだと思ったら、気にしないようにする。  そうすれば、自分がすべき事に集中できるようになり、おのずと結果もついてくるのかも、と思いました。  それに気づいてから、もやもやした時に、「それって、自分の力でどうにかなること?他人が決めることなら、悩んだってしょーがないっ!」って、考えられるようになりました。そうしたら、スッキリと割りきれるようになった気がします。  ひとことで言うと、 『人事を尽くして、天命を待つ!』  Takehikoさま、大切なことを教えていただき、本当にありがとうございました!
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