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2019年10月7日
文章に説得力を持たせるため、自分で実際に料理(ミートドリア)を作りながら考察しました。おいしく作る方法、香りや味。そして、話の流れも変えて、書き直しました。
料理を作りながら感じたのは、料理って愛なんだなぁ、ってことです。
前回見ていただいたストーリーが、いかにダメだったか痛感しました。これだけ手間や時間をかけているのに、その料理をこき下ろすなんて、そんな七星は嫌だよなって思いながら。
ミートドリアを完成させ、文章を書き直し、いざ、2回目の挑戦!
…結果は惨敗でした。
「拓叶が接客業だってことを、心から忘れてる気がします」
「料理だけじゃなく、カクテルにも、接客にも、恋人にも愛は必要です。それを分かっていますか」
というようなご指摘でした。
ここまでやってきて、やっと気づいたんです。
これは、表現力や描写の問題じゃない。
私自身の、心の問題だ。
自分の『心の荒れ』に、やっと気づくことができました。
直行の化身さまの方が、ちゃんと拓叶を愛してくれていました。だからこそ、拓叶の、七星への愛を感じられない表現に、厳しい指摘をくださったんです。
お忙しい中、一切妥協せず、時間を割いて本気でぶつかってくれる。だからこそ、私は直行の化身さまを、誰よりも信頼しています。
厳しく思える言葉は、全部、優しさなんです。本当にすごい人なんです、直行の化身さまは。
『自分の心が荒れている=感じる力が動いていない』という、とんでもない問題に直面してしまいました。
だから、いったん全部放り出して、『感じる力を取り戻す』ところから始めることにしました。
でも、「感じる力を取り戻す」って、どうしたらいいんだ?
あまりにも抽象的すぎる課題に、途方に暮れながら、答えを手探りで探していました。
(続く)
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