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悩んだ結果、【感じる力を取り戻す=哀しみを見出すこと】なのかも、って思ったんです。
私の中では、哀しみ=悲しさ、苦しさ、切なさ、喪失感、愛おしさetc…で、胸がぎゅっと締めつけられるような気持ち、ってイメージです。
今、見えている景色にも、『哀しみ』は隠れています。
ここにある電化製品も、10年後にはないんだよな、とか。
コーヒーの味や香りって、なんだか切ないな、とか。
夕焼けの色って、どうしてこんなに物悲しいんだろう、とか。
幼い我が子も、いつかは成長して、自立して、この家を出て行く日が来るんだろうな、とか。
『哀しみ』を見つけるたびに、自然と心が動き始すのを感じました。そして、少しずつ感性(感じる力)が、戻ってきているような気がしました。
そういえば、日本語って『哀しみ』を大事にしてる気がします。『いとをかし』『もののあはれ』『諸行無常』といった言葉もありますし。
2019年10月8日
徐々に戻ってきた“感じる力”をフルに使って、春part3の料理シーンを書き上げました。
拓叶の行動、言葉、調理工程のひとつひとつに、愛を込めました。『愛』、『心を込める』、『大切』なんて言葉、わざわざ書かなくても伝わるように。
そして、3回目の挑戦。
どうにか及第点をいただくことができました。
文章は及第点ですが、それ以上に「自分の心の荒れに気づけたこと」「感性を取り戻せたこと」が大きかったです。
だって、物語を書くのに一番大事なのは、“感じる力”なんですから。
直行の化身さま、何度も駄文を読ませてしまってすみません。
そして、大切なことをおしえていただき、本当にありがとうございます! 心から感謝しています!!
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