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『感性』ってなに?
前回、『感じる力が働いていない』という事態に気づき、感じる力を取り戻すべく奮闘する記事を書きました。
あれから、見える景色、観ている番組、五感から伝わるものに対して、いろんなことを感じながら生活してみました。
なにげなく見ている景色から、哀しみを見出し、儚さや美しさを味わう。心が揺れ、じわっと涙がにじむのを感じてみる。
…そうやって生活していたら、意外と疲れることに気づきました。
この慌ただしい日々のなかで、いちいち何かを感じながら過ごすのは、意外と大変です。もしかしたら、気持ちが荒れていた、というよりは、『感性の省エネモード』を身に着けていたのかもしれません。
省エネモードのほうが、もちろん疲れません。
だけど、ちゃんと感じようとし始めてから、毎日の生活がより楽しくなりました。読書もより感動できるようになったし、アニメや映画で涙することも増えました。
そして、ふと、前に『プレバト!』を引き合いに出して、感性と五感をごっちゃにした記事を書いていたのを思い出しました。
うまくいえないけど、あれ、ちょっと方向がズレてる気がするな…。
…と思ったら、ベストタイミングで、ともなりさまから気になるペコメがついていました。
「上手く言えませんが、感覚の鋭さと感性の鋭さは別な気がします」
…そうですよね。私も、今になってそう感じてきました。
さらにペコメの続きを読んでいくと。
「僕は感覚を塞ぐよりも、弛むことがいい気がします。
感覚を塞がれると言うのは、いわば不自然な状態で、本来ある筈の情報を、他の情報で補おうとしているように思えます。
そこに不自然な緊張が生まれる気がします。」
うん、確かに。
例えば、カクテルを試作していて、香りや味を確かめるために、他の感覚を塞ぐのはアリかもしれません。でも、常にそうやって感覚を閉じるのは、不自然な気がしました。(自分で書いたくせに…)。
そもそも、『感性』って何なのか、あまり分かっていないのかも。そう思って、『感性』について、調べなおすことにしました。
(続く)
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