タイプ別 執筆の仕方

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タイプ別 執筆の仕方

 お読みくださっている作家さま。小説を執筆するときに、何が最初に浮かびますか?  実は、執筆の取っ掛かりにも、個性があるらしいのです。 1 「ストーリー」が浮かぶタイプ  最初に、おぼろげに起承転結が浮かぶタイプ。そして、その流れにあったキャラクターや場面を設定するんだそうです。  まず、物語の最初と最後が浮かぶ、という方もいらっしゃいました。 2 「キャラクター」が浮かぶタイプ  まず頭の中に、魅力的なキャラクターが浮かぶタイプです。キャラ設定を綿密に詰めてから、そのキャラたちが、イキイキと活躍する場面などを考えるんだそうです。  私が思い浮かぶ、このタイプの作家さまは、hiihoさまです。処女作の頃から仲良くしていただいています。  彼女の作品は、とにかくキャラが魅力的!最新作『マネジメント!』でも、バリタチの万里さんと、トップアイドルなのに万里さんにデレデレのシウ…という、あまりのキャラの魅力に、毎回萌え苦しんでいます。 3 「シーン」が思い浮かぶタイプ  最初に絵が浮かぶタイプ。その絵が、まるで映画のフィルムのように繋がって、ストーリーになっていくんだそうです。  私が思い浮かぶ、このタイプの作家さまは、蒼乃 月さま。  蒼乃さまの作品は、ハードなBLから、胸がきゅんとする可愛らしいBL恋愛ストーリー、ファンタジー作品と、さまざまな作品を執筆されています。とても多彩な才能をお持ちです。  蒼乃さまの頭の中には、いろんなシーンが鮮明に、生き生きと流れているのかもしれません。   4 「決め台詞、アクション」が浮かぶタイプ  最初に、他者に伝えたい一言が浮かぶタイプ。会話文やアクションのワンシーンがぽんと浮かび、そこから場面を繋げていきます。  たぶん、私はこのタイプです。  プロットを考えてる段階で、会話文や行動が浮かんできます。 「このキャラに、この台詞を言わせたい!だから、ここまでストーリーを繋げる!」みたいなことを考えながら書いていることがあります。  同じタイプの方、いませんか? 5 「設定」が浮かぶタイプ  世界観、設定が最初に浮かぶタイプです。  私が思い浮かぶ、このタイプの作家さまは、テンタンさま。  代表作『グリードファクター』は、ガンダムのような雰囲気の、壮大な宇宙SFストーリーなのですが…。なんと、構想に10年以上かけたんだそうです。圧巻です!    ちなみに、どれくらい壮大かというと、『グリードファクター』は、なんと総文字数 約120万字の大作なんです!今もシリーズは続いていて、さらに世界を広げています。  大好きな作家さまの作品を読みながら、「この人は、どのタイプなのかな?」と考えるのも、なんだか楽しいですね。 ※追記  あくまで私の考えたことなので、複数当てはまる人や、作品によって異なる人、全然タイプの違う人もいると思います。ご了承ください。
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