ページコメントの作法

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ページコメントの作法

 時々、不適切な内容のページコメント(ペコメ)の話をお聞きすることがあります。  実は私も、最近、しくじってしまいました。  とある作品に、私が書き込んだペコメ。それが、不適切な内容だったんです。  その作家さまの作品は、シリーズものになっています。今、連載されている作品は、すでに完結した作品の、数年後のストーリーなんです。  完結作品で読者に明かされた、主人公の秘密。連載中の作品で、その主人公の秘密と関連したエピソードがでてきたため、そのことをペコメで書いたんです。  ですが、連載中の作品から読み始めた方にとっては、ネタバレになってしまいかねません。作家さまからご指摘を受け、お詫びとともに削除しました。  深く反省しながら、ペコメについて考えました。  当たり前のことですが、以下のことは書いてはいけません。 1 誹謗中傷。  当然のことですが、悪口や人を傷つける言葉、作品を馬鹿にする言葉は書いてはいけません。 2 ネタバレ。  リピートして読んでいる作品や、シリーズ関連作品は、特に注意が必要です。私も気をつけます。 3 作者を委縮させるコメント。  話の展開上、登場人物たちが、モラルに反した言動をすることがあります。それに対して、激しく非難するペコメを見たことがあります。  作品に没入していることは分かりますが、あまりに激しいペコメを残されると、作者が委縮してしまいます。 4 作風に合わないコメント。  ペコメも作品の一部なので、あまりに作品の品格に合わないペコメは、浮いて見えます。  特に、下ネタは注意が必要です。  それなら、逆に、どんなペコメをもらったら嬉しいのか。  今までいただいたペコメを読み返していると、嬉しく感じるペコメには、共通点があることに気づいたんです。 (続く)
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