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感性は、頭で考えるものじゃなく、五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)で気づき、心で感じるものです。
五感を高める方法を、いろいろ試してみて、気づいたことがあります。
矛盾するみたいですが、「感覚を遮断する」ことで、五感を高めることができるんです。
おいカク考察のために買った、ジン『ボンベイサファイア』を使って、実験してみました。
コップに、『ボンベイサファイア』を入れて、普通に香りを確かめる/目を閉じて耳を塞いで香りを確かめる、の方法で、嗅ぎ比べてみたんです。
そうしたら、明らかに「目を閉じて、耳を塞いで、香りを確かめる」ほうが、ボタニカルの香りを強く感じたんです。びっくりしました。
感覚は、遮断するほどに、鋭敏になるみたいです。
時には、目を閉じて、じっくり料理を味わってみたり。イヤホンを外して、静かに夕焼けを眺めてみたり。テレビを消して、大切な人と抱き合ってみたり。
意図的に感覚を遮断して、ひとつの感覚に全神経をつぎこんで、じっくり味わってみる。
そうすれば、フルポン村上さんのような、小さな感動に気づく瞬間が訪れるのかもしれません。
追記(2019・10/15)
1 ともなりさまより。
「僕は感覚を塞ぐよりも弛むことがいい気がします。感覚を塞がれると言うのはいわば不自然な状態で、本来ある筈の情報を他の情報で補おうとしているように思えます。そこに不自然な緊張が生まれる気がします。」
とのペコメをいただき、はっとしました。
今回のように、カクテルや蒸留酒の香りや味を確かめるには、「感覚を塞ぐ方法」が適しているかも。
でも、普段ずっと感覚を塞ぐのは不自然だなって。むしろ普段は、もっと感覚を解放した方が、より感性を豊かにできるかも、と思いました。
2 『感性』について
この記事を書いた数日後に、『感性』って言葉の意味がよく分かってない!ってことに気づき、「『感性』ってなに?」というタイトルで、考察しなおしました。
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