雪編

10/41
12人が本棚に入れています
本棚に追加
/42ページ
ゴク 「やっぱ仕事終わりのビールは格別だわあー」 「だねー」 「お待たせ致しました! 唐揚げ軟骨とシーフードサラダと串焼き2本と、造りの盛り合わせです!」 「そう言って店員がお盆から次々と料理を私達の机に置いていく。」 「では、ごゆっくり!」 そう言って去って行った。 「食べよっか!」 「だね!」 「頂きまーす!」 「頂きまーす!」 そして私達は料理を口に運んだ。 「んーおいしい!」 「だねー!」 「で、何があったの?」 「へ?」 「何かあったんでしょ?雪。 話しなよ。今日はその為に呼んだんだから」 「香ー!」 「最近、全然雪に会えてなかったしさ。 愚痴なら聞くよ?」 香…。 香は昔から本当に面倒見が良い。 特に私は香に助けられてばかりだ。 「ありがとう…実はね…。」 そして私はこれまでの事を香に全部話した。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!