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下駄箱には、相変わらずゴミが入っている。私はそれを、近くのゴミ箱に捨てた後、上履きに履き替えて教室に向かった。
相変わらず陰湿なイタズラだ。ふざけるなと怒鳴ってやりたいものだが、そんな事をしたら先生に何を言われるか・・・。
それに、今騒いで高校に行けなかったらどうしよう。そんな感じの事を思っていた。
教室に入れば、まず黒板に私への悪口の数々が書かれている。それを横目で見ながら机に向かうと、机の上にも油性ペンで文字を書かれていた。
そして、机の中にもゴミが入っている。まだゴミだけなら許そう。ハエとか腐った物が入っていた日には、投げ飛ばしてやろうとも考えるほどだった。
鞄をそのまま手に持ったまま、私はそのまま黒板の落書きを消し始めた。後ろでクスクスと笑う声が聞こえる。
そして、消し終わらないうちに先生が教室に入ってくる。
「おい暁。何度目だ?黒板に落書きをするなと、あれほど言っただろう。」
「・・・・・・すみません。」
「もう卒業なんだからしっかりしろよ?」
こうやって他人の事を全て私のせいにされる。いつもそうだ。先生の前ではいい子ぶって、責任を全て私に擦り付ける。
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