第2章:嫌いなアイツ
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俺と岩田の二人が揃うと 稲村先生はいつもの調子で 淡々と授業を進め始めた。 相変わらず授業はつまらない。 まぁ…こんな状況なので 楽しくなるわけがない。 1時間程たって10分間の休み時間になった。 稲村先生はそそくさと教室から出ていき 教室には俺と岩田二人だけが残された。 重たく淀んだ空気が教室中に立ち込めた。 俺は独りになりたくて 男子トイレに向かおうと席を立った時 岩田が俺に話し掛けてきた!
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