第2章:嫌いなアイツ

4/5
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
俺と岩田の二人が揃うと 稲村先生はいつもの調子で 淡々と授業を進め始めた。 相変わらず授業はつまらない。 まぁ…こんな状況なので 楽しくなるわけがない。 1時間程たって10分間の休み時間になった。 稲村先生はそそくさと教室から出ていき 教室には俺と岩田二人だけが残された。 重たく淀んだ空気が教室中に立ち込めた。 俺は独りになりたくて 男子トイレに向かおうと席を立った時 岩田が俺に話し掛けてきた!
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!