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第3章:交わした言葉
休み時間が終わり
2時間目の授業が始まった。
嫌な時間というものは長く感じられる。
次の休み時間までの1時間は
永遠に続くのではないかと思うほど
恐ろしく長く感じられた。
横目で岩田を見ていると
授業に集中出来ていないのか
ぼんやりしている様子で
シープペンシルを持つ右手も
あまり動いていない様だった。
2時間目の授業が終わり休み時間になると
俺は一目散に教室を出ていき
男子トイレに入った。
今度は岩田に話し掛けられずに済んだ。
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