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第４章：岩田の想い
俺は高校３年生になり新学期が始まった。
進級に伴ってクラス替えがあったので
人間関係に変化が生じた事もあって
生徒達はそわそわして落ち着かない様子だ。
特に俺と同じクラスの
女子生徒達は騒いでいた。
新しくクラスの担任になった佐伯先生が
女子に人気があるのだ。
３０代前半の若い男性教師で引き締まった
体型のいわゆる"細マッチョ"でサーフィンが
趣味という絵に書いた様なイケメンだ。
でも俺にはそんな事どうでもいい。
学校生活の中で俺はクラス替えの時期が
一番嫌いなのだ。
只でさえ友達が少ない俺はクラス替え
されるとクラスの中で俺の居場所が
無くなる。
思った通りクラスの中には
俺が親しく出来そうな男子は居なかった。
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