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「どうも。」
この一言だ。この3文字にどれほどの窮地を救われただろうか。一見、これは素っ気ないただの逃げに聞こえる。ただ、これが大事なのだ。あいさつを無視するわけではなく、素っ気ない返事を返す。これにより、相手に従うわけでもなくさらっと自分の地位を確保することが出来るのだ。
さらに、このことばが効力を発揮するのは出会い頭のあいさつだけではない。感謝を伝えるときだってこの言葉がまかり通る。場面によって意味が変わるこれはまさに完璧な受け答えだと言えよう。
朝のすれ違いざまに
「どうも。」
落とし物を拾ってくれたときに
「どうも。」
久しぶりにあった知り合いに
「どうも。」
これぞ、最強。全ての会話に平和をもたらす究極の3文字なのだ。
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