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プロローグ
ある日、誰かから送られてきた予告状に書いてあったんだ。
「世界の破滅まで残り一週間」って···
その日から世界のねじまきが緩み始めたんだ。
そしてねじまきが完全に緩んでしまったら世界の破滅と繋がる···
1ヶ月前···
キーンコーンカーンコーン ガラッ「間に合った?!」シーン···
「間に合ってません!これで何回目ですか!」「すいません」
俺は西風 悔享中学2年生だよ。「早く準備しなさい!」
「はーい」俺が席につくと隣の席の百瀬 奈瑞菜通称なずっちが、
「悔享おはよう」と話かけてくるから僕は笑顔で「おはよう」と返すとなずっちはニコッと笑った。(ヤバい可愛い···)なずっちは俺の初恋の相手なのだ。
キーンコーンカーンコーン···給食の時間
ザワザワ··· 俺の学校では給食を食べるグループは決まってなくて、
自分の食べたい人とグループになって給食を食べる決まりがあるのだ。
だからいつもの光景が訪れるのだ。「悔享-一緒に食べようぜ」
「いいよ」と一番の親友の遠野 和希と会話をしていると、大勢の女子達が寄ってくる。「西風くん!私たちと一緒に食べない?」
「いや、私たちと一緒に!」女子達の目が怖い。「えっと僕は···」
と戸惑っていると、誰かに腕を引っ張られた。「悔享こっち」
その声の主は、なずっちだった。「なずっち!」「ぬけがけしないでよ-」「だって悔享困ってるじゃん」「そ、それは···」「本当に悔享のことが好きならこういうことはしない方がいいんじゃないの?悔享、行こ」「あ、うん」「俺は置いてきぼりかよ!」
まだ君たちは知らなかったんだ。この日常が崩れていくなんて···
つづく。
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