Summering -越夏蛍-

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 有無を言わさず、生のままケイは腰を押し付けて私に入れてくる。メリメリと奥まで引き裂きながら掘り進んでいくケイの攻めに悶絶しそうになる。少しでも痛みを和らげようと後ろに下がろうとするも、狭い車内ではそこまで動くことはできず、すぐにサイドドアに当たり逃げ場を失ってしまう。 「ああぁー!!いたい、いだい!!やめてぇ!!ぬいてこれぇ!!」 「う…あぁ…きついなぁ。俺もだけど、もしかして、初めてなの?だとしたら、嬉しいなぁ。」  ケイも初めてだったなんて…初めての男のセックスって痛くて耐えられないって聞くし、こんな痛みでは済まないと思うと背筋が凍りつく。必死で抵抗するも、抵抗の衝撃と共に車が揺れて、抜き差ししてないのに、ケイの肉根が私を突き刺してくる。突き刺さった針みたいに暴れれば暴れる程、深く刺さり私の固い膣内をほぐしていく。 「あぁ!!動かないでぇ!!ほぐしちゃいやぁ!!」 「自分から、動いてるくせに。くぅ!!ほんとうに、エッチなんだから…」 「ちがっ、これはぁ…ひ!!うそ…なんで、あぁ。あぁあ!!」  頑なに侵入を拒んでいたはずの私の大事な所は、早くも許したのかグポリグポリとケイの物を受け入れ始めた。痛覚しか無かった行為が徐々に快感へと代わり、私を快楽で埋め尽くさんと蝕んでいく。反射的に体が仰け反り、背筋が悪寒から痙攣による震えにうちひしがれているのが自分でも分かる。明滅する視界の中で、ケイが目を大きく開いて顔が綻んでいるのが分かる。 「感じているんだね?俺のが、気持ちいいんだね!?ヒカリ!?俺も気持ちよくてたまらないよ。」 「ちがうっ。感じてなんかあぁあー!!」 「おぉ!!急に締め付け…くぅ…そんな顔してちゃ説得力ないよ!!」  ケイはバックミラーを鷲掴みして、私に向ける。涎を垂らしながら、だらしなく口を開けて惚けた私がそこに映っていた。違うこれは私じゃないと首をふる隙も与えず、ケイは今まで止めていた腰の動き再開した。車の振動も加わり一撃一撃が重く突き上げてくる。初めての衝撃に私の膣内は限界を迎えようとしていた。熱い何かが込み上げてくるのが分かり、危機感をより一層煽る。 「凄い…女の子の中って…オ○ンコってこんな気持ちいいんだ!!ぎゅうぎゅう締め付けて。ちゅうちゅう吸ってきて!!凸凹がコリコリ揉んできてぇ!!」 「いや。いやぁ!!そんな感想言わないでぇ!!わたしはぁ!!そんな、嫌らしい女じゃな、いぃいー!!」 「何がそんなに嫌なんだい!?外見だけじゃない、中身も素晴らしいのに!!このまま何もせずにお別れなんて受け入れられるかよぉ!!」  膣内でケイの肉棒が膨らんでいくのが分かる。このままじゃ不味いのに、今動くと決壊しそうで抵抗することができない。ダメだって分かってるのに、このまま最後の瞬間を受け入れようと身構えている私がいた。 「あぁ。あぁー!!もうむりぃ!!出すぞひかりぃー!!」 「だめぇ!!け、けいダメェ。だめぇー!!イッちゃうぅー!!」  私の、最奥にドクドクと重く熱い精液が注がれる。頭が真っ白になると同時に、それを冷ますかのように潮が勢いよく吹き出し、ケイのぺニスに引っかける。お互い絶頂が止まらないのか、蛇口を閉めることができず、しばし互いの潮を垂れ流していた。  先に落ち着きを取り戻したケイは、私から性器を優しく引き抜いて、こぼれ落ちそうな自分の汁を丁寧に拭き取り、服を着せてから車を猛スピードで走らせた。人通りも無かったためか、すぐに家に着いた。それを見た私は急に覚醒してケイに別れも告げず、車から飛び出し帰宅した。お風呂にも入らず、一目散に自分の部屋にこもり、震えてじっとりと粘つく身体を布団にくるまることで癒した。   あの淫らな出来事を早く忘れたくて、三日三晩は部屋からは出ることができなかった。
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