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「ガキかお前は。まあ、俺らなら毎日同じ時間にこの辺で集まって駄弁ってるからよ。遊び足りねえってんなら明日にすりゃいい」
「ちょっとちょっとタカヒロ君? それだと俺たちがすること無い暇人みたいに聞こえないかい?」
「じゃあ忙しいコウキは明日は来ないのね。ツララちゃんが来るなら人数的にプラマイゼロで丁度いいかしら」
「来ないとは言ってないだろ! お前らもそれで本当にいいのか!? 財布を持たないまま遊びに行く様なもんだぞ!」
「そうだよ。やっぱり私達には財布がいないと」
「そう、だな。財布は俺たちにとって、必要な、存在」
「自分で言ったんだけど、やっぱりもうちょっとオブラートに包んだ言い方しくれません!?」
気を抜けば突如始まるコント染みたやり取りにも慣れてきた着物少女が観念した様子で首を縦に振った。
「分かったわよ、今日はこれで終わり。その代わり明日絶対みんな来なさいよ! カナエもサキもジンもタカヒロ…………あとついでに財布も」
「たった数時間で俺の扱いがこいつらが見せるそれと同等になった――――だと!?」
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