ひねくれものが恋をしました。

うそでしょ？

そして、突然長谷川くんは言い出した。

「颯真は俺のこときらい？」
長谷川くんは、そう言ってまた首を傾げる。

「え？！そんなことは！！」

「俺さ、颯真のこと好きなんだー。」

「え？！」
「だからさ、付き合いたい。」

驚きすぎて頭から煙が出そうだ。

「ぼ、僕は、は、長谷川くんのこと、きれいな人だなって思って、その、雲の上みたいな存在で。僕なんかとは、釣り合わないんじゃないかって思い、ます。」

「ふふ、じゃ、つきあお？」

「え？僕の話を……「一か月、お試しでさ？」

「そ、そんな、お試しだなんて。」

「うーんまぁ、ほら、友達の延長だと思って！」

そう笑って、長谷川くんは僕の頭を撫でた。