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電車
「電車が参ります。黄色い線までお下がりください。」
いつものアナウンスが流れた。
私は黄色い線の後ろで電車を待っていた。
『ここから飛び降りたら電車にひかれて死ぬよね。』
そう思って1歩前に出た。
けど、あともう1歩が出せなかった。
『やっぱ無理だ。』
私は到着した電車に乗って学校に向かった。
電車には音楽を聞く人、本を読む人、ゲームをする人。たくさんの人がいた。
「ご乗車ありがとうございました。〇〇駅右側の扉が開きます。ご注意ください。」
最寄り駅に着いた。
電車を降りて学校に向かう途中、踏切がある。
『ここに立っていれば死ねるかな』
少しの間立っていたけれど電車は来なかった。
当たり前だ。30分に1本しかないんだから。
学校行きたくないな。と思っていたら学校に着いた。
お昼で早退して歩いて駅に向かう。
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