第三章 意外な再会

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第三章 意外な再会

彼の気を引くために、店で一番高いお酒を入れるのも 毎回出来るわけじゃない。 せめてもと思い、50万円ほどのボトルを入れた。 ヘルプの子がコールの準備をしてくれるが、 肝心の翔喜は、別のテーブルをじっと見つめている。 “なにそれ、ムカつく。” そう思いながら 視線の先にいる女を見た時、帆菜の目が丸くなった。 翔喜が見つめていた女は、 先日帆菜のマンションにヤクザとともに押し入ってきた あの若い女だった。
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