第四章 ナンバー1とライバル

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第四章 ナンバー1とライバル

翔喜は帆菜の相手をするためにテーブルを移動してきたが、 ハルカの様子が気になって仕方ない。 ふとそちらのテーブルを見た時、 彼女が連れてきていた若い男に しなだれかかるのが見えた。 「アッキー、可愛い。」 見たことも無い表情で、甘えたように男にベタベタするハルカを見て こんな顔もするのだと驚く。 そして胸がムカムカしてきた。 あんな若いだけで貧乏臭い男の、どこがイイというのだろう。 俺の実力を見せてやる。 翔喜は目にモノを見せてやると思いながら、 コールのために渡されたマイクを受け取った。
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