あきのあるひ。

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あきのあるひ。

おはよ、わたしもみじ。 まわりのきはもうまっかにそまってるのにね、わたしだけあおいまんまなの。 あ、さっそくひとがいーっぱいやってきたや。みなさん、おはよ! みんな、わたしをみてくれない。みんなまわりのきをしかくいきかいでパシャってしてかえっちゃう。 さびしいな。 「ね、ね、まま!このきだけあおいまんまだよ?きれーだよー」 ん、わたしのこと?かわいい赤いおようふくをきたおんなのこがわたしをゆびさしてなにかいってるみたい。 わあい、やっとみてくれた! あんまりうれしいから、まだあおいはっぱをそのおんなのこのまわりにちょっとふらせてみる。 「わあっまま、みてみてーっ!」 あかいおようふくにみどりいろのはっぱがキラキラしてる。ままがスマァトフォンでおんなのこをパシャリってする。 うん、とってもすてき。 あれ?みんながわたしのほうをみてる。みんなしかくいきかいをむけてくれてる。 めずらしいってだれかがいってる。めずらしいってなんだろ。でもなんかすてきなかんじがするな。 パシャリ、パシャリ うーんちょっぴりはずかしいな。でもなんかいきいきする! 「「あっ!」」 わたしのはっぱがまっかになった!みんな、はわあってかおしてわたしをみてる。 いいのとれたーとかもきこえる。きれいにまざってるのー!とか。 うん、わかんないや。でもとってもうれしいな。 ありがと、おんなのこ!
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