第二章 生まれたままの姿で

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第二章 生まれたままの姿で

風呂場から戻った彼を抱きしめ、 アキヒトはゆっくりとハルカさんの服を脱がせた。 彼の身体は、男のというよりは少年の身体に近く ほっそりとした体全体をしなやかな筋肉が覆っている。 体毛は薄く、色は白い。 キレイな身体だと思った。 今までそういう対象として男の身体を見た事が無いので なんともいえない気分だが、 相手がハルカさんだと思えば愛おしかった。 じっと見ていると、全身が赤くなる。 「恥ずかしいよ、アッキーも脱いで。」 「ごめん。」 アキヒトが慌ててシャツを脱ぐ、上半身があらわになった時 ハルカさんに抱きしめられた。 「アッキー、イイ身体してる。」 「そう?」 「カッコいいよ。」 ちょっと恥ずかしいし、自信も無いけど ハルカさんに褒められるとうれしかった。 上気した頬、潤んだ瞳でうっとりと見つめられたあと アキヒトはハルカさんに深く口付けた。
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