1人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
第二章 生まれたままの姿で
風呂場から戻った彼を抱きしめ、
アキヒトはゆっくりとハルカさんの服を脱がせた。
彼の身体は、男のというよりは少年の身体に近く
ほっそりとした体全体をしなやかな筋肉が覆っている。
体毛は薄く、色は白い。
キレイな身体だと思った。
今までそういう対象として男の身体を見た事が無いので
なんともいえない気分だが、
相手がハルカさんだと思えば愛おしかった。
じっと見ていると、全身が赤くなる。
「恥ずかしいよ、アッキーも脱いで。」
「ごめん。」
アキヒトが慌ててシャツを脱ぐ、上半身があらわになった時
ハルカさんに抱きしめられた。
「アッキー、イイ身体してる。」
「そう?」
「カッコいいよ。」
ちょっと恥ずかしいし、自信も無いけど
ハルカさんに褒められるとうれしかった。
上気した頬、潤んだ瞳でうっとりと見つめられたあと
アキヒトはハルカさんに深く口付けた。
最初のコメントを投稿しよう!