prologue

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 暗いオフィス。空調の音。夜のにおい。 「先輩、予約お願いします」  目の前に立つポーカーフェイスの後輩――水瀬(みなせ)くんが放ったこの言葉に、人生をまるごと振り回されることになるなんて、この夜の私には予期しようもなかった。
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