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「高沢さん…運が良かったですよ…。
今日は一発で針が入りましたから…。」
《運かよ!技術じゃ無いんか~い!( ≧∀≦)ノ》
「この間の患者さんなんか何度刺しても失敗して……血の海になってましたから……。」
高沢照夫は…池内奈保子に言い知れぬ 威圧感を感じてしまうのだった。
《この女に逆らったら…何をされるか分からないぞ!》
その日の21時……消灯の時間だ…。
ナオちゃんが……来るって言ってたけど…
やっぱり冗談だよね~☆
21時30分……照夫は なかなか寝付けなかった。
21時45分……そっと扉が開いて…誰かが入って来た!
照夫の布団の端をゴソゴソしている…!
「誰……!?」
「ナオちゃんだよ~☆ お兄さん…良い匂いがするから……一緒に寝よう☆」
「本当に来たんだねえ……。 そんなに俺の匂いが良いの……?」
「うん……ご飯3杯はイケルわ…。」
「それ……どういう意味なのかな?
山姥(やまんば)みたいに俺を食っちまうとか…?」
「ううん…そうじゃ無いの…。
私…匂いフェチだから…それだけで安心して眠れるんだ。」
「ねえ……俺も男だから…
若い女の子が隣に寝てたら…何するか分からないよ~☆
それでも良いのかい…?」
「そうねえ……でもお兄さんは…ケガしてるから、思い通りに身体を動かせないでしょ…。
それに……。」
「それに……何だよ?」
「私、格闘技やってるから……何かされる前に
やっつけちゃうかな……☆
寝たら寝たで寝相悪いし……
まあ…お兄さんの思い通りには成らないと思うわ、気の毒だけど…。」
《なんだ…そういう事かよ…!》
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