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「よう、今村君、昨日はまさかまさかのドベゴンズの大逆転サヨナラ勝利だったじゃないか!」
「おう、これはこれは木崎君、巨人が負けたというのに君から話し掛けるとはどういう風の吹き回しであるかな?」
「勿論、ドベゴンズと呼ぶ為だよ、今村君!」
「おう、矢張りそうであったか、それならこう忠告しておこう。これ以降、金輪際ドベゴンズと呼ぶのはよし給え!」
「ハハハ!今村!端から何、気取ってんだよ。」
「いや、木崎を見てると、どうしても気取った時のスネ夫に見えるから気取った時のスネ夫の物真似をしたのさ。」
「ハハハ!ほっとけ!しかし、奇跡だよな、去年、五位のチームがディフェンディングチャンピオンの我が巨人軍とペナントレース終盤になっても優勝争いを繰り広げ、而も我が絶対的エースの卓様を打ち崩すとはねえ。OH、アンビリーバブル!」
「まあ、そう仰りたくなるお気持ちは分からないでもないざますけど、木崎さん、もうそろそろ中日の力をお認めになってはいかがざあます?」
「ハハハ!今度はスネ夫のママの物真似か。そんな事したって僕は認めないね。何だよ、あの笊の内野陣は。特に三遊間、ひでえもんじゃねえか。」
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