感想・レビュー一覧 6件

「文字のない図書館の物語」の物語

世界から文字がなくなってから長い時間が経ちました。 けれどもそこには図書館がありました。 代わりに使われているのが、あれ。そう、エフェメラです。 語りかけたことを一字一句まで覚えて繰り返すことのできる
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物語が生まれる瞬間

 識字率が高くなかった近世以前において、「物語」はエフェメラが語り人々が受け取るように、あるいはオオババが語りトウが受け取るように、直接人から人へと渡っていく「物」だったのだろうと思います。年長者から
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物語るということ

物語を語るということはこういうことかと思わせてくれる作品でした。初めから最後まで焦ることなく世界観を築きあげられていて素晴らしかったです。
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続きが読みたくなります

トウがやがてオオジジになり弟子を育て、さらなる物語が作られる未来が妄想されます。そんな壮大な展開を期待してしまいます。
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創作への最大のアンサー

物語とは何か。創作とは何か。図書館という舞台で、作者も読者も、物語に関わる全ての人たちに「響く」作品だと思います。 広大な世界観と味わい深いキャラクターたち、読みやすくも印象に残りやすい文章であっとい
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続きが楽しみになります

語りかけたことを覚えるエフェメラ。人の娘に似ている設定が艶やかです。図書館に勤めるトウ自身もエフェメラを所望する。星のついていないエフェメラの話が短すぎるのはクスリとしました。でも、妻のコチョウはエフ
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