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え・・・
ここは・・・?
え?
私、確か還暦のお祝いを・・・
え?
え?
状況がつかめず、ゆっくりと立ち上がる。
だけどすぐに自分に違和感を感じた。
あれ?
いつもは膝が痛くて、何かに掴まらなきゃ立てないはずなのに。
今は体が軽い。
なぜ?
不思議に思い、自分の体を見た。
「ひぃ?!」
綺麗な足
しわのない手
ぴちぴちの肌
しなやかに動く指
パカパカしない歯
さらりとなびく黒い髪
きゅっと引き締まったウエスト
「?!」
ウエスト?!
くびれがあるっ?!
ええええ───?!
若返ってる?!
慌てて近くにあった水たまりに自分の顔を写した。
「うひゃあぁっ!!」
そこに写っていたのは20代の頃の自分の顔。
「やっぱり!若返ってる・・・!」
信じられない。
あまりの出来事に絶句。
なぜ?
なぜこんなことに?!
そしてなぜジャングルなの?!
地球がぱっくり割れそうな出来事が自分の身に起こっていた。
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