赤色の夢をみる

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「紅子さん、紅子さん~」 誰かがわたしを呼んでいる。 「紅子さん、紅子さん」 気がつくと、町本君が心配そうな顔をして、わたしの肩を叩いていた。 「あ、ごめん、わたしボケッとしていたね」 「本当に、大丈夫ですか?」 「うん……」 駄目だ、頭の中が赤く染まってゆくようだ。
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