13人が本棚に入れています
本棚に追加
雑魚位だったら俺だけでもいいかな
取り出していたスマホをカバンにしまい直し、路地裏に向かう
「お兄さん達ー。何してんの?」
微笑みながら話しかけると、予想通り2人に囲まれた
「あぁ?誰だお前。カンケーねーだろ」
「うん、ないね」
「ふざけてんのか」
言葉が古典的すぎて笑える
「まず俺の質問に答えてよ」
「あぁ、答えてやるよ。そん時に聞こえてたらいいなっ!」
そう言うと、右にいた人が殴りかかってきた
動きが単純。懐がら空きだし
右に避けて、左膝で腹を蹴る
そうすれば、分厚い絨毯が1つ出来た
「言っとくけど、これ、正当防衛だからね?先に手出したの、アンタらだから」
ポケットに手を入れたまま男達を見る
「何?まだやんの?とっとと帰って、ママからお小遣い貰えば?」
口角だけを上げて言うと、ピューっと逃げ帰った
最初のコメントを投稿しよう!