出会いと始まり

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雑魚位だったら俺だけでもいいかな 取り出していたスマホをカバンにしまい直し、路地裏に向かう 「お兄さん達ー。何してんの?」 微笑みながら話しかけると、予想通り2人に囲まれた 「あぁ?誰だお前。カンケーねーだろ」 「うん、ないね」 「ふざけてんのか」 言葉が古典的すぎて笑える 「まず俺の質問に答えてよ」 「あぁ、答えてやるよ。そん時に聞こえてたらいいなっ!」 そう言うと、右にいた人が殴りかかってきた 動きが単純。懐がら空きだし 右に避けて、左膝で腹を蹴る そうすれば、分厚い絨毯が1つ出来た 「言っとくけど、これ、正当防衛だからね?先に手出したの、アンタらだから」 ポケットに手を入れたまま男達を見る 「何?まだやんの?とっとと帰って、ママからお小遣い貰えば?」 口角だけを上げて言うと、ピューっと逃げ帰った
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