EP3

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EP3

「ゴホッ」 佐原くんの口からそんな言葉が出てくるなんてっていう驚きと城崎とさっき話した話を思い出してと…色々驚いた。え、なに、恋バナ今流行ってんの? 「ご、ごめんなさい!」 ラーメン屋のおっちゃんは一部始終見てたのか「青春だねえ」なんて言いながらお水をそっと置いてくれた。 すっかり黙っちゃった佐原くんに申し訳なさを感じ自分からその手の話を振ることにした。 「……いないよ、好きな人」 「そ、そ、そっか…」 「佐原くんは、なんで急にそーゆー話?」 「や、えっと、さっき、水野くんと、してて…」 「あー、なるほどね、水野ならそーゆー話しそうだわ…ちなみに佐原くんは居るの?」 「ぼ、僕は…その。…い、ます//」 え、居るの?まじか。 まさか、人とあまり関わらなそうな佐原くんに好きな人がいたなんて驚いた。 「…まさかもう付き合ってるとか?」 「い、いえ!全然!僕なんてそんな、告白も…するつもりは、ありません」 「え、なんで?好きだったら付き合いたいとか思わないの?」 「…お、思います、けど、絶対に…叶わないと思います」 「既婚者とか?芸能人とか?そーゆー?」 佐原くんはしばらく黙って口を開いた。 「同じ…高校に…通ってるんです。」
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