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Track 06:にゃんこの手
シーン7 /居住区キッチン・夕
SE : 扉が開く音
チハル:
「キッチン、こっち」
SE : 扉が閉まる音
SE : キッチンへ向かう足音
チハル:
「さてと。じゃー作り始めてくか!
今日は初日だし、華やかに寿司にすんぞ。
あ、お前服汚しそうだし、
そこにかけてるエプロン、使っていいぞ」
SE : 主人公がエプロンを着る音
チハル:
「後ろ向け。ヒモ、結んでやる」
SE : チハルがヒモを結ぶ音
チハル:
「これでよし。
手ぇ洗って準備始めるぞー」
SE : 手を洗う音
SE : 炊飯器がご飯が炊けたことを知らせる音
チハル:
「おっ、ちょうど飯が炊けたな。
じゃー俺は寿司飯つくるから、
お前は指示した通りに材料、切ってくれ。
今、冷蔵庫から出すから」
SE : チハルが冷蔵庫まで歩いていき、
色々取り出す音
SE : 材料を持って主人公の元へ行き、
材料をキッチンに置く音
チハル:
「マグロとアボカドは一口大の角切りに、
ピーマンは細切りに切って」
SE : チハルが食器棚から寿司桶を出し、
ご飯をいれる音
SE : 冷蔵庫から酢とかをとる音
SE : 調味料を合わせる音
チハル:
「おい、手ぇ止まってんぞ」
SE : チハルが主人公に近づく足音
チハル:
「……なるほど、角切りがわからない。
わかった、見本見せるから見とけ」
SE : まな板の上で材料を切る音
チハル:
「こんな感じ。
基本的には半分にきって
サイコロ状になるように
切ってけばいいから……
って危なっかしい手つきだな、おい!」
SE : チハルが主人公に覆い被さるようにして
包丁を握る音
チハル:
「(耳元で)そんな切り方じゃ、
滑って手ぇ切るぞ。
ほら、こうやって指先引っ込めて……
こう、にゃんこの手にしろ。
……おい、聞いてんのか?
にゃんこだ、にゃんこ。
にゃんこの手!
ほら、にゃーん!」
SE : 主人公が包丁をまな板に置く音
SE : 主人公がチハルから少し離れる音
チハル:
「どうした? ……何笑ってんだ、おい。
にゃーんって、お前なあ!
ひ、人がせっかく優しく教えてやろうと
してんのに笑うな!
危なっかしい手つきで切ってるから
言ってんだろ? ほら、包丁持って。
……持たねぇと飯抜きだぞ」
SE : 主人公が包丁を手にする音
チハル:
「飯には反応するんだな。
さすがスライム」
SE : 主人公がチハルの足を踏む音
チハル:
「いって!
てめぇ、今俺の足踏んだろ!
わざとじゃない?
ほんとか?
じゃーなんで目をそらすんだ?
口笛吹いても無駄!
ごまかし下手くそか、ったく。
気を取り直していくぞー。
あ、次踏んだら飯抜きな」
SE : チハルが主人公に覆い被さるようにて
包丁を手にする音
チハル:
「(耳元で)ちゃんと指先丸めて、こう……」
SE : 材料を切る音
チハル:
「(耳元で)そうそう。
そんな感じで切ってけばいいから……
っておい、聞いてんのか」
SE : 主人公が身じろぎする音
チハル:
「(耳元で)ち、近い?」
SE : チハルが主人公から離れる音
チハル:
「……これでいいか?
あー、じゃあ、あとは頼んだー。
俺は寿司飯作ってるからー」
SE : 材料を切る音
SE : 寿司飯を作る音
チハル:
「……その、さっきは悪かったな。
手ぇ切んなよ?
おお、頼もしいことで。
材料全部切ったら言ってくれ、
あとの行程、教えるから
そんな深刻そうな顔すんな。
レシピ簡単だから」
SE : 材料を切る音
SE : 寿司飯を作る音
チハル:
「終わったか?
じゃーマグロをそこの付け汁につけて合えて。
ピーマンは耐熱容器に入れて、2分チン。
耐熱容器はそこに出してるだろ、それ使え」
SE : 耐熱容器にピーマン入れて、蓋をする音
SE : レンジに行き、稼働させる音
SE : キッチンに戻り、
マグロを付け汁に合える音
SE : レンチン音
SE : 主人公がピーマンを取りに行く音
チハル:
「うし、寿司飯完成。
ちょっと待っとけ。今、皿出すから」
SE : チハルが食器棚から皿を出し
持ってくる音
チハル:
「あとはピーマンにこの塩昆布入れて、合えるだけ。
こっちはやっとくから、
お前は鍋でお湯沸かして汁もの作って。
ああ、心配しなくてもレシピは簡単だから、
すぐできる。鍋はこれ使え」
SE : チハルが鍋を出す音
SE : 鍋に水をいれる音
SE : チハルがピーマンに
塩昆布を入れ混ぜる音
チハル:
「あ、そこに出してる白だし入れて」
SE : 鍋に白だしを入れ、火にかける音
SE : チハルがピーマンを小鉢にいれる音
SE : チハルがどんぶりに寿司飯をよそう音
SE : お湯が沸騰する音
チハル:
「そこに麩があるから入れて。火ぃ止めて」
SE : 火を消す音
チハル:
「器出すからちょい待ち」
SE : チハルが食器棚から器をだし、
キッチンに置く音
チハル:
「汁入れたら三つ葉ととろろ昆布入れたら完成だから、簡単だろ?」
SE : 主人公が器に汁をいれる音
SE :とろろ昆布と三つ葉をいれる音
SE : チハルが丼ぶりに、
アボカドとマグロ等の材料をのせる音
チハル:
「よし、こっちも完成っと。
じゃー、そこの食卓まで運ぶか。
お前危なっかしいから汁物は俺が運ぶ。
お前はピーマンでも運んでろ。
ぶっ、そんな膨れっ面してもダメだからな。
やけどしたら危ねぇだろ?
ほら、いいからさっさと運べ。
アサギがうるさいしな」
SE : 食器を持ち食卓へと運ぶ足音
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