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Track 04:恋愛初心者
シーン4 / 犬の銅像前・夜
SE : 人々が行き交うガヤガヤ音
SE : 主人公が小走りで目的地へ向かう足音
カオル:
「あっ! おねえさーん!
こっちこっちー!」
SE : カオルが大きく手を振りながら
ピョンピョンその場で跳ねる音
SE : 主人公がカオルのもとへ
小走りで近づいてくる足音
カオル:
「ドーン♪ とうちゃーく!」
SE : 軽く両手でハイタッチする音
カオル:
「お仕事お疲れさま~!
ごめんねー、デートの練習、
仕事終わりになっちゃって~。
疲れてない? 大丈夫~?」
SE : カオルが主人公の顔を近づけて
覗き込む音
SE : 主人公がカオルのわしわし撫でる音
カオル:
「わっ! もー、そんな
ワンコ撫でるみたいに撫でないで~!
カオルくんも男の子ですよ~?」
SE : カオルが主人公の耳元に顔を寄せる音
カオル:
「(間近で)年下だからって油断してると、
その場でとって食っちゃうぞ?」
SE : 主人公がよろけて一歩後ろへ下がる足音
カオル:
「ふふーん♪ なーんてねっ☆
それじゃ、今日の練習場所に行こっか。
こっち、こっち~!」
SE : カオルが主人公の手を取り、
引っ張っていく音
SE : 主人公とカオルが遠ざかっていく足音
シーン5 / 街中・夜
SE : 人々が行き交うガヤガヤ音
SE : 二人の足音
カオル:
「へへ~♪
おねえさん、
今日はちゃんとピンク着てきたねー?
ジュンにぃに服選んでもらったときは
着るのを断固拒否してたのに、
なにかあった~?」
SE : 主人公がカオルから少し離れて
鞄で顔をガードする音
カオル:
「デートの練習だから、ってそっかー。
頑張って着てくれたんだね、うれしーなー♪
おねえさんに似合ってるよ、
その淡い色のピンク。
ジュンにぃに見立ててもらって
よかった~!」
SE : 主人公がカバンを顔の位置から下ろす音
カオル:
「ほんとに似合ってる?って、
そんな不安げな顔で聞かなくても
大丈夫だよ~?
ジュンにぃ、ああみえて
オシャレには妥協しない人だから、
似合わないものを
絶対に薦めたりはしないよ~?
ちゃんと似合ってます! 大丈夫~!」
SE : カオルが主人公との距離を
一歩縮める足音
カオル:
「もっとちゃんと見せてよー、
照れてる顔も全部♪
おねえさんの可愛いところ、
たくさん見せてほしーな~♪」
SE : 主人公がカオルの顔に
カバンを押しつける音
カオル:
「ぶっ!?」
SE : 主人公がカオルを置いて
早足でその場から遠ざかっていく足音
カオル:
「あっ、おねえさーん、待ってー!
道そっちじゃなーい!
あとカバーン!」
SE : 主人公が早足で元の位置まで戻り、
カバンをカオルから引ったくる音
カオル:
「そんな照れなくていいのに~。
慣れていかないとダメだよ、
こーいう空気にも♪」
SE : 主人公が鞄で顔をガードする音
SE : カオルが主人公との距離を
一歩縮める足音
SE : カオルが鞄に手を添え、
主人公の顔から下へ下ろす音
カオル:
「こういうのに慣れてないのは知ってるよ~。
だけど今は練習だから、
たーくさん失敗して、たーくさん学ぼー!
ねっ☆」
SE : なんかファンシーな音(ウインク音)
SE : 主人公が後ろへよろめく足音
カオル:
「大丈夫だよ♪
おねえさんの可愛いところ、
俺が今日、たーくさんみつけて、
教えてあげるから。
だからほら、笑って、笑って~!
リラックス~♪」
SE : 主人公がカバンを持ち直す音
カオル:
「そう!
笑顔が一番のリラックス方法だからね♪
緊張したときこそ、笑ってね~♪
それじゃ、いこっか。
せっかくだから、恋人繋ぎでもしていく?」
SE : 鞄でカオルを殴る音
カオル:
「いたっ!
もー、おねえさんひどいー!
しょーがないなー、じゃあ小指はどー?
こうやってー、指と指を絡めて歩くの、
可愛くない?」
SE : 主人公の足が止まる音
カオル:
「おねえさん、顔真っ赤だよ、大丈夫?
おーい? 聞こえてますか~?」
SE : カオルが主人公の顔の前で手を振る音
SE : 主人公が意識を取り戻し、
慌てて指を離す音
カオル:
「こーゆーのはまだいい、って、
おねえさん。
こーゆーのに慣れるために
今練習してるんだからねっ。
ダメでーす、拒否権なしでーす♪」
SE : 主人公が顔を手でおおう音
カオル:
「恥ずかしすぎて死ねる、かあ。
キャラじゃない、ねえー。
うーん、何事もやりようだと思うよー?
たとえばほら、手を繋ぐのもさー。
いきなりガッツリ握るのは勇気いるじゃん。
だからこう、
まずは後ろからそっと服の裾を掴むとこからはじめて、
それができたら、
次に小指つまめばいいよー♪
簡単、簡単♪」
SE : 主人公が顔を手でおおったまま、
うなだれる音(どよーんとした音)
カオル:
「練習だから、頑張ってー!
目的地に着くまでに
小指掴めるよーになりましょー♪
ほら、うなだれてないで行くよー?
おねえさんが動かないなら、
俺先に行っちゃーう♪」
SE : カオルが主人公を置いて
遠ざかっていく足音
SE : 慌ててカオルを追いかける主人公の足音
SE : 主人公がカオルの服の裾を掴み、
引っ張る音
カオル:
「わっ、おねえさん、服の裾、
引っ張りすぎだよー!
後ろにひっくり返りそうになったよー、
さっき~。
服を掴むときは頃合いを見て、
もっとフワッとつかんで、
赤ちゃんのてを掴むみたいにフワッと」
SE : カオルが主人公の手を取り、
自分の服の裾を持たせる音
カオル:
「こんな感じ。
それじゃ、このまま歩こー♪
あ、お店までに小指つかまなかったら
罰ゲームね♪」
SE : 二人で歩き出す足音
カオル:
「そだなー、
ほっぺにチューでもしてもらおうかなー?
えー、無理ー?
じゃあ頑張って小指、掴んでね~?
意地悪じゃないよー、これも練習です♪」
SE : 遠ざかっていく二人の足音
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