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Track 05:カオル君のモテ講座
シーン6 / 居酒屋店前・夜
SE : 二人の足音
カオル:
「あ、お店ここだよ~!
そう、居酒屋ですっ♪
今回はおねえさんも行く機会が多いであろー
居酒屋で、
デートの練習をしてみたいと思いまーす!
ちーなーみーにー、
ギリッギリ着く直前に
何とか小指を掴むことができたから、
今回は罰ゲーム、セーフにしちゃおー♪
代わりにほら、指をこうして……」
SE : カオルが主人公の手を取り、
恋人繋ぎにする音
カオル:
「これでよしっと。
このまま仲良く手を繋いでお店に入ろ~☆」
SE : 主人公が慌ててカオルから手を離す音
カオル:
「恥ずかしすぎて無理ー!って、
おねえさん。
これも慣れるための、れ、ん、しゅ、う!
それにねー、手を繋いでお店にはいるのも、
ひとつのテクニックなんだよ~?」
SE : 主人公がカオルの服を掴んで
顔を寄せる音
カオル:
「おねえさん、落ち着いて~!
まさかそんなに食いぎみに聞かれるとは
思わなかったよー。
簡単に説明するから、あんまり服、
引っ張らないで~、伸びちゃうー」
SE : 主人公が慌ててカオルから手を離し、
少し距離をおく音
カオル:
「ふう、ありがとっ♪
それじゃ落ち着いたところで、
簡単に説明するねー?
人の顔の左側って右側より表情が豊かな分、
魅力的に映るんだって~。
メンタリズム的な観点からも、
右側から話しかけられると
恋愛脳が刺激されて恋に落ちやすくなるっていわれてるんだ~☆
これは居酒屋デートで使わない手はないでしょー!
というわけでー、
うまく相手の右側に座るための秘策としてー、
こんな感じで相手の右手を繋いで
お店に入るとねー」
SE : カオルが主人公の右手をとり、
手を繋ぐ音
カオル:
「あら不思議~!
自然とそのまま相手の右側に座れるようになれまーす♪
あーその顔、信じてないな~?
じゃあ実際にどうなるか、やってみよ~!」
シーン7 / 居酒屋店内・夜
SE : カオルが入り口のドアを開く音
SE : 二人が手を繋いだまま入店する足音
SE : 入り口のドアが閉まる音
店員:
「いらっしゃいませ~!
2名さまでよろしいでしょうか?」
カオル:
「はーい、大丈夫でーす!
2名で予約していた千賀野でーす、よろしくお願いしまーす♪」
店員:
「2名さまでご予約の、
千賀野様ですね。
こちらへどうぞ!」
カオル:
「はーい、よろしくお願いいたしまーす♪
おねえさん、ポカーンとしてないで行くよー?」
SE : 三人が歩く足音
SE : カオルが主人公に身を寄せる音
カオル:
「ここ、結構雰囲気がいいでしょ?
デートにおすすめだから、覚えておいてね♪」
SE : カオルがウインクする音
(なんかファンシーな音)
店員:
「お席、こちらになります!」
カオル:
「おお、写真で見るより
ムーディでいーじゃーん♪
間接照明、きれ~だね~!
それじゃおねえさん、座ろ、座ろ♪」
SE : 二人が席に着く音
カオル:
「ねっ、自然に右側、座れたでしょ~?
へへー、そうなんだ♪
おねえさんいいところに気づいたね~?
席がL字になってるから、
さっき言ってた相手の右側に座りつつ
腕が当たらない絶妙な距離感を保てるという魔法の席でーす♪
俺、そのために予約しました♪」
SE : カオルがウインクする音
(なんかファンシーな音)
店員:
「あのー、
先にお飲み物だけお伺いしてもよろしいでしょうか?
メニューはそちらに立て掛けてありますので、その中からお選びください」
カオル:
「はーい、ちょっと待ってねー」
SE : メニューをとる音
SE : カオルが二人の目の前にメニューを置き、主人公に身を寄せてメニューをみる音
カオル:
「(近くで)おねえさーん、ドリンク何にするー?
あ、アルコールはなしだよー?
おねえさん悪酔いするから~」
SE : メニューをめくる音
カオル:
「(近くで)俺は烏龍茶にするけど、
おねえさんはどーする?
同じでいー?
じゃあ、烏龍茶二つお願いしまーす」
店員:
「かしこまりました!
烏龍茶二つ、すぐにお持ちいたしますね!
では失礼しまーす」
SE : 店員が離れていく足音
カオル:
「(近くで)おねえさん、顔赤いよ?」
SE : カオルの肩を叩く音
カオル:
「あはは。ドキッとした?
これもテクニックのひとつだから
覚えておいてねー?
名付けて、
メニューを選ぶついでに
少しだけ相手とも距離をつめて
ドキッとさせちゃえ☆戦法~!
これなら照れ屋なおねえさんでも、
これなら自然と距離を詰められるでしょ~?
今度やってみてねー?
首もとに香水をつけておくと
さらに効果的で~す♪」
SE : 主人公がショックを受ける音
(雷が落ちる音など)
カオル:
「あはは。
おねえさん、反応が面白いよー!
そんなにショック受けなくてもいいじゃーん」
SE : カオルが軽く主人公の二の腕を叩く音
カオル:
「って、軽くボディータッチするのもオススメです♪」
SE : 主人公がショックを受ける音
(雷が落ちる音など)
SE : 主人公が机に突っ伏す音
カオル:
「あはは。
色々いっぺんに言い過ぎちゃったかなー?
いきなり全部は無理だろうけど、
なんとなーく頭の片隅にいれといてくれればいーからさ、気楽にいこ~!」
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