Track 05:どっちにする?

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Track 05:どっちにする?

シーン6 /美容サロン内の衣装部屋・ 夕方 SE : 主人公が更衣室の扉を開けて外に出て、   閉める音 SE : 主人公がジュンに駆け寄る足音 ジュン: 「あ、着替えてきたね。 うん。予想以上に可愛い……って、 どうしたの? また照れちゃったのかな、 顔が真っ赤」 SE : 主人公がジュンの前に手をつきだし、   ブンブン振る音 SE : 主人公の片手をジュンがつかみ、   引き寄せる音 ジュン: 「ほら、謙遜しないで。 プロのお墨付きをもらったんだから、 もっと堂々としてて、ね? (耳元で)……その服、似合ってるよ」 SE : 主人公が膝から崩れそうになり、   ジュンが支える音 ジュン: 「(近くで)おっと、大丈夫? ……意外と君って、危なっかしいね。 うん。目が離せないって言うか、 ほっとけない感じ」 SE : ジュンが主人公の腰を引き寄せる音 ジュン: 「(耳元で) ……そんな風に無防備な反応されると 男は皆キスしたくなっちゃうから、 気を付けて」 SE : ジュンが主人公から体を離す音 SE : 主人公がジュンから距離をとるために   よろよろと後ろに後ずさる足音 ジュン: 「あ、逃げちゃって残念。 ジュンさんは本気で言ってるのかからかってるのかわからないって、ふふっ、そうだね。 君はどっちだと思う?」 SE : ジュンが一歩、主人公に近づく足音 SE : 主人公が一歩、後ずさる足音 ジュン: 「……ふーん。 こんな自分が好かれるわけないって、 君は思うんだ。 なるほどね。 ここは僕がもうひと頑張り、 するところなのかな。 そうだな……。 メイクも雨で崩れてきてるし、 せっかくだからやり直そうか」 SE : 顔を横に振りながら、    じりじりと後ずさる主人公の足音 ジュン: 「ふふっ、逃げないで。大丈夫だから。 女性のすっぴんなんて見なれてるし、 今さら驚きはしないよ」 SE : じりじりと主人公に迫るジュンの足音 ジュン: 「顔が変わるかもしれない? 大丈夫だよ。 すっぴんと差がある方が 一生懸命メイクの研究したんだなって思うから、逆に健気で可愛く感じるよ」 SE : 主人公の背中が、壁につく音 ジュン: 「捕まえた」 SE : ジュンが片手を壁につき、    主人公に身を寄せる音 ジュン: 「(間近で)そろそろ観念して。 雨で崩れたメイク、 僕がキレイに落としてあげる。 大丈夫だよ、 そのあとちゃんと、可愛くしてあげるから」 SE : 主人公が顔を横に振る音 ジュン: 「……意外と強情。 どうしようかな」 SE : 主人公がジュンの胸を押し返す音 ジュン: 「そんなに嫌? 抵抗されると、地味にショックなんだけど。 ……ん? ジュンさんだから恥ずかしい? ふふっ、 泣き虫パンダさんが 嬉しいこと言ってくれるね」 SE : ジュンが主人公の前髪を    手で掻きあげる音 ジュン: 「ふふっ、眉毛消えてる。 本当にそのままで帰るつもり?」 SE : 主人公が慌てて前髪を下ろす音 ジュン: 「隠してもだーめ。 もう見ちゃったし。 ……それとも僕の腕が信用できない? これでも本業なんだけど」 SE : 主人公が顔を横に振る音 ジュン: 「はい、じゃあ決まりね。強制連行します」 SE : ジュンが主人公の体を    お姫様だっこする音 SE : 主人公が暴れる音 ジュン: 「こらこら、暴れないで。 危ないから、ね。 よし、いい子。 このまま歩いてドレッサーまで行くからね。 ……ん? 重くないのかって? 平気だよ。どうして?」 SE : 主人公が顔をおおう音 ジュン: 「ふふっ、なるほどね。 そんなこと気にしなくてもいいのに。 ……可愛い」 SE : ジュンの足音 ジュン: 「これから、もっともっと可愛くしてあげるから、覚悟しててね? お姫さま」 SE : 衣装部屋の扉を開けて、外へ出る音 SE : 衣装部屋の扉が閉まる音
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