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孤独
人の理から外れたものがいた
外されたの方が正しいかもしれない
その力、能力、思考は
サイコパス、社会不適合者と宣われた
時代が移り変わるにつれ
天才から偉人、異才と移り変わった
(その事に何も思うことはない)
心の中でそう呟く
悲しみも、喜びも、幸福も、不幸も
自分の中にはないのだから。事実を受け止めるだけの存在
そこに意味は存在しない
ならこうやって、生きているのか?
それはひとえに「他人の感情」こそ、自分そのものを動かす原動力だからだ
その為に幾重もの考えを巡らせた。
幸せになってもらうために、自分を削り渡し
時に、自分に敵対させるまで痛みつけ、治してきた
その光景は傍から見れば
とても滑稽で、性根が悪く、認めてもらえないものだとわかりながら
其の上で自分が弾かれたのは当然といえる
見えないものを見せようとしている
独りよがりと何も変わらないのだから
(・・・この空虚さには慣れないな)
分かっていても辛いものがある
その中で育つことを前提に育てられた自分が
そこから外れた時にどうしたらよいか分からなくなるのは当然といえよう
それでも
「他人の為に出来る事」は今も考え続ける
それが狂っている考えだと分かっていながら
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