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ようやく話がかみ合った、落ち着いたところで分かったことが有る。
よく見るとこのカウンセラー先生、スタイルはまあまあの美人さんである、年のころはね・・ん・・30過ぎかな・・
私は弁護士や通訳・・特に医師なんて職業は自分には持ち合わせのない「資格」や「能力」がある・・そのためについその相手にコンプレックスを感じてしまう。
それが女性となると・・頼もしいの裏側に母性本能さへ感じてしまうのである。
そんなためか、私は患者としての立場を忘れて目の前の下田先生を一人の女性として見るようになった。
下田先生「山本さん・・山本さん・・・聞いてはる? 眠るならご自宅に帰ってからにしてください!」
「あっ、はい・・えっ今、私・・目をつむっていました?」
すごく怒っている・・どうやら下田先生になんとなく私の邪心を悟られてしまったようだ。
私は何しに病院へ来たんだ・・こんな不純な気持ちでは慢性の持病なんて治るはずがないよね。
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