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働き方改革
■働き方改革
「翌日に届ける約束の家電製品の修理をしていた時のことです・・どうしても今夜中にと言うことで、夜の10時は過ぎていました」
下田先生「随分と遅くまでお仕事されているんですね?」
「こんな残業なんか、日常茶飯事ですよ・・政府は働き方改革やなんて、私らの実態を知らずして、まあよく言うもんですよね・・」
「故障個所の部品を交換して、やっと一段落したので、椅子から立ち上がろうとしたときに、その発作が始まったのです」
下田先生「立ち上がろうとしたときって、普通にですよね・・何か特別な動きをしたとか、ん・・例の水のシャワーを想像したとか・・」
「いいえ、その時は何も考えずに、普通に椅子から立ち上がっただけなんです、すると『あっ、来たな!』って私にはすぐに分かったんです、動かしてもない私の背中に電気が走ったのです」
下田先生「電気?って、あなたが感電したってこと・・ではありませんよね?」
「勿論です、本物の電流が流れたら、エライことですがな、感電ではありません・・」
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