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1輪のバラが君に
学校と家の間の駅が最寄り駅の小さな子供や、受験や試験を目前にして、必死に勉強に励む、中学生や、高校生がたくさんいる図書館に、1輪のバラが咲いていた。
彼女は自習机として使われている机の近くの、日本の歴史についての大きな本棚の間で眠っていた。
喉に透明の管を刺して。
その管には白くて、花弁は青くて、先だけ黄色いバラグラデーションが綺麗な小ぶりのバラがいっぽんささ
白いバラの花言葉は「純潔」「清純」
青いバラの花言葉は「神の祝福」
微笑んだまま動かない彼女はまるで、純潔の天使のようで、本当に神様から祝福されているようだった。
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