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水曜日は、営業部の松岡真理だった。
四人の中で恐らく一番年上。はっきりものをいう強気のお姉さまタイプだ。
「さあ、食べて。」
意外や、意外。用意してきたお弁当は、ハートマークのオムライス弁当。そのギャップに萌える。
「どう、美味しい。」
普段、強気なお姉さまが、自信なさげにウルウルした瞳で聞いてくるもんだから、僕までウルウルしてしまう。
「うん、美味しい。」
「良かったあ~。」
僕に抱き着いてくるではないか。推定Dカップの胸が僕のハートに迫る。黒いレースのブラがチラリと見える。こんなときはどうするのかわからない僕は、只されるがまま、全身が固くなる。話に聞くツンデレ女子をこの目で、この体で知ることができるとは夢にも思わなかったよ。その後、何を話したかはよく覚えていない。只、首を縦に振っていたような気がする。
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