プロローグ

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「あら、こんにちは」 ボクにガン見されてるのに彼女は少しも嫌な顔をしないで、柔らかい声で挨拶してくれた。 「あ、こ、こんにちは!」 初めて彼女に挨拶され、ボクは慌てて挨拶を返してしまった。 「ボクはご近所に住んでるの?」 「は、はい!5丁目に住んでいます」 「あら、結構近くに住んでるのね?あたしは4丁目に住んでる高田(たかだ)ですよ。今後もよろしくね」 彼女の柔らかい笑顔と透き通った声に、ボクは身体がカァッと体温が上がってしまった…
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