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「山本くん、明日は仕事?」
「いえ、休みですけど?」
「じゃあ、あたしの部屋に来て」
「え?」
「いいから来て」
すっかり酔っ払った彼女にボクは強引に部屋へ引っ張られてしまった。
「先生、大丈夫ですか?」
「もう、先生と呼ばないでよ」
「何と呼べば?」
「叶恵と呼んで!」
先生と呼ぶなと叱られたボクは何と呼べばいいのがわからず躊躇していると、彼女に下の名前を呼んでと懲らしめられる!
「か、叶恵…さん」
「史生〜、あたしと恋をしたくな〜い?」
「え!?」
「史生〜、あたしのこと好きだったでしょ?」
「………」
「あたし、知ってたわよ。史生があたしに恋をしていたことをね」
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