プロローグ

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四月から高校生になるボクは残り少ない中学生最後の春休みの間に、一人の美しい女性に恋してしまった…… ボクは麻生(あそう) (しげる)、二月に15歳になったばかり。 友人宅から帰り道で、自転車を押しながら歩いていると反対方向から、トボトボと歩いてくる女性に気付いて足を止めた… 『あ…、あの(ひと)だ…』 ボクは美しい彼女の顔立ちと細い身体に魅入っていると、ボクの視線に気付いたのか、彼女が顔を上げて立ち止まった… 『うわ!美しすぎる!』 彼女の視線とぶつかったのに、何故かボクは美しい顔から視線を逸らすことが出来なかった…
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