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「本当に近いんだな」
そういうと、コンビニの前で止まったタクシーから一緒に降りてしまった。
コンビニの横道を入ってすぐのマンション。
ここから先は若干暗い。
それを心配してくれたのだろう。
タクシーが走り去ると、ふたりでコンビニの横の道へ歩き出そうとした。
「唯花」
そう呼ばれた気がしてあたりを見回すと、私のマンションのほうから黒い影が現れた。
「どうしてここに?」
もう2度と顔も見たくないと言ったのは昨日のことだ。
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