化け物日記帳

仲良し

とりあえず、今のところは、怖い事は起こりなさそうな…いや、あって欲しくない、そう願わずにはいられない。

でも、たまには水夜には連絡をとって色んな話をするのはいいと思う。
今度行くときは、水夜が喜びそうなスイーツでも買って、遊びに行こう。

そう思った時だった。
水夜は、俺と一緒に日記のやり直しをしなくても、彼女はお化け退治をしないと、生活出来ないのでは？と急にそんな事が頭を過った。

俺は呑気にベッドに寝転び、パソコンで人気の動画配信を観ていたが、飛び起きた。

そうだよ。何で忘れてたんだよ。
それが彼女の仕事であり、彼女の動力となる、霊を食べるというものにつながっていたんだった。
緑霊香であつまる霊よりも、そうやって依頼で行った霊の方が大きくて、エネルギーになるって言ってなかったっかな？

もしかしたら、1人で俺には内緒で、危険な所に行ってるのかも知れないと思うと、急に水夜が大丈夫かという不安に襲われた。