誰の傘
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誰の傘
数時間かけてようやく家に到着する。 おかげで体力はついてきた。 「ただいまー」 「・・・」 勿論誰からも返事は来ない。 分かっているのだが、ドアを開けて「ただいまー」と言ってしまう。 コレが僕の日常なのだ。 家に入り自分お部屋へ行く途中、リビングを通ると母さんがいた。 母さんは幼稚園指定の黄色い一度も雨にうたれた事のない乾ききった傘に向かって話しかけていた。 アレは僕の弟の傘だ。
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