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小さな女の子
「は~い」
ギィーっと嫌な音をたててドアが開く。
その向こうには誰もいない…
と思いきや小さな女の子が頑張って作ったぎこちない笑顔を浮かべて立っていた。
「どうしたの?」と女の子と同じ目線になるようにしゃがんで聞いてみた。
その目を見た瞬間!何故だかこの子は邪見にしてはいけないと思いもう一度
「ご依頼ですか?」と丁寧に聞いてみた。
それを聞いた女の子はポケットに手を入れた。
その瞬間サッと女の子の手を抑えている自分に驚いた。
最近の依頼で反射的に体が動いてしまうなんてことは無かったからだ…
ゴメンネ驚かせちゃったね。
そう言いながらゆっくりと手を放して女の子の目と手の動きをよく観察する。
何故だろう?気が抜けない。
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